SaaS型の魅力

SaaS型のECサイト構築サービスの魅力は非常に明確であると言えます。大まかに言うのであればそれは安さと柔軟性です。ハードウェアを購入する必要もありませんし、メンテナンスやアップグレードの必要もありません。それだけでもかなりのコストを節約することが可能となります。SaaS型ではソフトウェアのライセンス料やメンテナンス費用がかかりません。こうした費用は通常ですと、1年間で多くの金額が必要となるケースがほとんどです。また、ソフトウェアサポート作業の多くがSaaSの場合簡略化されるか、もしくはまったく必要なくなります。自社マシンすべてにアップグレードが適用されるように徹底するような必要もないのです。

SaaSを利用することで、災害やセキュリティ侵害からの保護の強化につながるという側面もあり、その点を評価し選ぶユーザーも多いようです。中堅、中小企業であれば自社のデータやシステムが大規模な専門のプロバイダーのもとにあることで安心するといったことも選ばれる理由のひとつでしょう。費用やアクセスのしやすさというメリットに加え、柔軟性やスケーラビリティという面もSaaS型のメリットと言われています。また、ソフトウェアの先行投資を大幅に抑えながら、かつより短期間でアプリケーションの稼働を可能にするというメリットもあります。

 

注意点

SaaSのメリットは非常に多いですが、そのメリットが諸刃の剣としてデメリットに変わる可能性もあることも事前に注意しておく必要があります。例えば、ソフトウェアやデータにブラウザから簡単にアクセスできるということはSaaSの大きなメリットのひとつと言えますが、逆に言えば不正アクセスも同じくらい容易になってしまう恐れも無いとは言い切れないのです。また、自社のデータがクラウド上に安全に保管されていることに安心しているからといっても、その大切なデータがどこに物理的に存在しているという事実は変わらないのです。その場所がどこにあるのかということも利用者は把握していないケースがほとんどであると言えますし、その分それがリスクにつながらないとも言い切れないかもしれません。

また、SaaSは耐障害性に優れていると認識している方も多いかと思いますが、不定期に起こるサービス停止でも不利益な結果をもたらす恐れは拭いきれません。その場合は自社でのサービス復旧作業を行うことはできません。このようにSaaSは多くのメリットを持っている反面で、逆にそれはデメリットに転じる可能性もゼロでは無いということです。ですから多くのメリットを認識するのと同じ様にデメリットの可能性もしっかりと認識し、リスクヘッジを考えながら利用するというのが賢い方法であると言えます。